院長プロフィール
当院のコンセプト
患者さんとのコミュニケーションを大切に、患者さんが安心できる分かりやすい説明を心がけております。
治療時の痛みをできるだけ抑えられるようにしておりますので、リラックスして治療を受けて頂けます。
患者さんにあった治療をご提供できるよう努めております。歯の事でお悩みの方は当院にぜひご相談下さい!
お口元気ですか?
お口の健康って何でしょう。今更って思ってませんか?
虫歯がない。歯周病じゃない。
勿論です。
その他に、唇の動き、舌の動きも重要です。
唇や舌の動きをつかさどるのは筋肉です。
筋肉が落ちると、滑舌が悪くなる、飲んだり食べたりする力が衰えたりします。
食べこぼしが増え、食べ物がのどに詰まりやすくなります。
楽しいおしゃべりと、おいしいご飯は人生最大の楽しみです。
「パ」「タ」「カ」とそれぞれ10回繰り返し発音練習をしてみましょう。
1秒間に「タ」「カ」が6回以上言えたら合格!
「タ、タ、タ、タ、タ、タ」「カ、カ、カ、カ、カ、カ」出来ましたか?
面倒な方は「パンダのパパと踊ってダンス」と大きな声で言うのもおすすめです。
「パ」「タ」「カ」をそれぞれ10回繰り返して発音する
くちびるの筋力アップ
くちびるを閉じる力がつき、負担なくのみこめるようになる
舌の前の動きが向上
舌が上あごにつき、食べ物をのどに送りやすくなる
舌の奥の動きが向上
むせるのを予防する
食べること
私たちの脳がこれほどまでに発達したのは、歯のおかげなのです。
ホモサピエンスの私たちは、野生を生き抜くにはあまりにもひ弱です。
チーターのように速く走れないし、クマのように強くない。鳥のように飛べないし、体を守る体毛さえない。
そんな私たちが、繁栄しているのは、歯のおかげとも言えます。
動物全てが歯を持っていると思われたでしょう。しかし、人間のように雑食で、タンパク質を肉と魚から取り、ビタミン類の野菜、果物を食べる生物はいないのです。
しっかり食べたことで脳が大きく発達したと考えられています。
人の歯にも寿命があります。50歳代から歯を失う方が増えてきます。
適切な治療をしなければ70歳を迎える前に全ての歯がなくなってしまうでしょう。
歯を失うことは低栄養を引き起こしかねません。低栄養は運動量の減少、集中力の低下の原因の一つです。
人の食べることに対する思いは大きく、世界最古の入れ歯は日本製で1538年に和歌山市の尼僧が使っていたことが伝わっています。
動物だって歯が命
野生の動物は、歯を一本失うことが寿命に直結することがあります。
本来、野生の動物に虫歯はありません。
ペットなどの飼育されている動物は、与えられた餌の関係で虫歯に罹患したり、メタボを発症するようです。
草食動物のゾウは、6回歯が生え変わります。
草をすりつぶして食べるゾウは、歯の摩耗が激しいからです。
最後の歯が摩耗するとゾウ自身の寿命が尽きます。
肉食動物のライオンは、歯が1本折れてしまうと、捕食能力が落ち、群れの中での地位も落ちるそうです。
ただ折れただけならまだしも、戦いなどで傷ついた歯茎は、感染し化膿するので、食べることも水を飲むこともできなくなり、栄養失調の末、命を落とすこともあるそうです。
歯の寿命が、己の寿命と言っても過言ではありません。
おぎはら歯科医院の活動報告
皆さんは「音訳」ってご存知ですか?
耳慣れない言葉ですよね、「音訳」とは視覚障害者のために図書を音声にすることです。朗読との違いは、写真、図、グラフなども読むことです。鍼灸の教科書から、料理のレシピ本まですべての図書が対象です。点字があるじゃない!と思われた方、「中途視覚障害」の方が年間3000人近くもいることをご存知でしょうか。点字習得に時間がかかり「中途視覚障害」の方は図書と触れ合うことができなくなっているそうです。そこで「音訳」の出番です。
「中途視覚障害」の主な原因は「糖尿病」です。
「糖尿病」は「歯周病」と深く関わっています。「歯周病」の治療は万病を防ぐ第一歩です。
私の音訳図書は「全国の視覚障害」の方に貸し出しとなります。
おぎはら歯科医院 スタッフコラム
おぎはら歯科医院 スタッフコラム3
梅雨時ですが、雨の少ない梅雨のようです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
体調管理、食品の保存方法などお気を付けくださいませ。
本医院は完全バリアフリーを目指しております。
スロープは長めで傾斜が低く、車いすの自走、介助者の負担も軽減しております。
入口及び診療室内は段差がなく、車いすのまま入ることが出来ます。
ここまではよくあるバリアフリーですが、本医院ではBGMを流さない、というバリアフリーもしています。
これは、以前患者様より、「音が気になる」とのご指摘を受けたことで考えました。
診療の音、電気器具の音など、敏感な方々がいらっしゃいます。世界は音にあふれ、致し方無いものもありますが、無くてもよいものもあります。どなた様にも公平に医療を受ける権利を守るため、BGMを流しておりません。
おぎはら歯科医院 スタッフコラム2
口について思うことです。
動物は口を持っています。当たり前と思われた方、本当に当たり前でしょうか。
目はどうでしょう。視力が落ちたり、失明したりしたら一大事です。情報を得るため大切な器官です。しかし、暗闇や深海に生きる動物の中には、目が退化しているものもいます。
口はどうでしょう。口が退化している動物はいるのでしょうか。原始的な動物は、最初に口を手に入れたそうです。口から食べることで体、生命を維持するためです。
以上のことから、口の健康は正に全身の健康の入口なのです。
因みに、口の次に出来たのが目です。目は、効率よく食べ物を口に運ぶために作られたと考えられています。
歯科医院には、症状が出てからかかるのではなく、症状を出さないための定期検診が大切です。
おぎはら歯科医院 スタッフコラム1
先日、大学病院に入院して、ICU室にお世話になりました。
10時間近い手術の後、ICU(集中治療室)で酸素マスクのもと看護師さんに傷の手当、体の向き全てお世話になりました。24時間付き切りの介護を受ける中、唯一自分でできたことは、朝、昼、晩の歯磨きです。ICU室に持ち込む荷物の中に、歯ブラシと明記されています。勿論、体を起こすことは出来ないので、看護師さんに歯ブラシに歯磨き粉をつけてもらい、ストローでうがいをする状態でした。しかし、歯磨きを自分ですることで、手術後何もできないと思い込んでいた状態から、自分で出来ることがある。誰かにしてもらうばかりではなく、自分自身をコントロールし、歯を磨いたことが自信になりました。私は大丈夫。と思えたのです。
その後の回復は順調で、最も回復の良い一人だといわれました。
いつも何気なくしている歯磨きにこんなすごい力があるとは、驚きとともに、日々の診療に益々力が入ります。
因みに、歯の治療をきちんとされている方の手術後の経過は、口の健康を損なわれている方と比べて、断然良いそうです。
口腔状態の良し悪しで手術の日程も変わります。
口の健康は全身の健康の入り口です。しっかりケアしましょう。